[最長片道切符]とは?& 最長片道切符の旅0日目

旅行

はじめに、そしてお詫び(?)

 こんにちは、ゆーゲージです。この度私は、最長片道切符の旅に出かけます。…というか現在進行形で出かけております。本来このような投稿は旅に出る前に出すものだと思いますが、私は旅が始まる少し前から並行して学校のテストや課題などで忙しく、投稿ができなかったのです…
そして余裕ができたため現在執筆しております。旅に追いつくよう毎日二日分は投稿したいところです(毎日二日分投稿するとは言っていない)。

最長片道切符について、お話します。

これが最長片道切符本体。なんとこれで一枚の切符です!

最長片道切符ってなに?

 まずはじめに、「最長片道切符って何?」と思う方に向けて説明します。「知っているに決まっているだろ!いい加減にしろ!」と思っているであろう鉄オタの方々は読み飛ばしてもらっても大丈夫です。
既にゲシュタルト崩壊寸前までに出てきているこの「最長片道切符」とは、「日本で一番長い経路の片道乗車券」のことです。
…いや同じこと言ってね?小泉〇次郎かよ、と自分でも思ってしまった…語彙力ゼロで申し訳ない。
 
では旅行が好きで見始めた初見の方々がいなくなったところで、この足りない頭で切符のことを詳しく説明します。
(wiki曰く)最長片道切符は旧国鉄、現在のJR各路線のうち、経路が途中で重複しない発駅から着駅までの距離が最も長い経路を持つ片道乗車券のことを指します。
片道乗車券というのが、その名の通り片道分の乗車券(例:自動券売機で買うあの小さな切符)、そしてJRグループの旅客営業規則にはわかりやすく言うと、「環状線一周を超えない」「途中で折り返さない」というルールがあり、それらに沿って作った一番長い経路の片道乗車券こそ、「最長片道切符」なのです!
また、「環状線一周を超えない」をわかりやすくすると、「同じ駅を二度通り進むことができない」ということです。つまり、6の字を書いた瞬間そこで経路は打ち切りになるということです。

変化するルート

そんなこんなで制約がある中、作る切符がこの最長片道切符なのですが、最長のルートは路線の新設や廃止によって細かく変わります。つい最近、2022年9月に開業した西九州新幹線もそのルートにメスを入れ、ルートが少し長くなりました。その代わり、長年終着駅として親しまれてきた肥前山口駅がルートから除外され、全国100億人のファンが泣き崩れたとか泣き崩れなかったとか。
また、2020年4月以降、気仙沼線BRTが鉄道事業から外れたことによって、BRTとIGR(いわて銀河鉄道)の両方を含むことが(規則上)できなくなりました。今でも両方含んで発行している事例があるそうですが、それは誤発行ということになり真の最長片道切符とはいえなさそうです。
 ということで、それらを考慮した現在の最長ルートがこちらです!(ルートはこちらの旅師エストッペルさんの記事を参考にさせていただきました)(【目次】 最長片道 改め最長連続きっぷの旅 – 旅と鉄道の美学 (estoppel.jp)

稚内(宗谷本線)新旭川(石北本線)網走(釧網本線)東釧路(根室本線)富良野(富良野線)旭川(函館本線)岩見沢(室蘭本線)沼ノ端(千歳線)白石(函館本線)新函館北斗(北海道新幹線)新青森(東北新幹線)盛岡(IGRいわて銀河鉄道)好摩(花輪線)大館(奥羽本線)川部(五能線)東能代(奥羽本線)秋田(羽越本線)坂町(米坂線)米沢(奥羽本線)横手(北上線)北上(東北本線)一ノ関(東北新幹線)古川(陸羽東線)小牛田(石巻線)石巻(仙石線)仙台(東北新幹線)福島(東北本線)岩沼(常磐線)いわき(磐越東線)郡山(磐越西線)新津(信越本線)長岡(上越新幹線)新潟(越後線)柏崎(信越本線)宮内(上越線)越後川口(飯山線)飯山(北陸新幹線)上越妙高(北陸新幹線)糸魚川(大糸線)南小谷(大糸線)松本(篠ノ井線)篠ノ井(信越本線)長野(北陸新幹線)高崎(上越新幹線)越後湯沢(上越線)新前橋(両毛線)小山(東北本線)安積永盛(水郡線)水戸(常磐線)新松戸(武蔵野線)南浦和(東北本線)赤羽(赤羽線)池袋(山手線)田端(東北本線)秋葉原(総武本線)佐倉(成田線)松岸(総武本線)成東(東金線)大網(外房線)安房鴨川(内房線)蘇我(京葉線)東京(東北本線)神田(中央本線)代々木(山手線)新宿(中央本線)西国分寺(武蔵野線)武蔵浦和(東北本線)大宮(高崎線)倉賀野(八高線)拝島(青梅線)立川(南武線)武蔵小杉(東海道本線)品川(東海道本線)川崎(南武線)尻手(南武線)浜川崎(鶴見線)鶴見(東海道本線)横浜(根岸線)大船(東海道本線)国府津(御殿場線)沼津(東海道本線)富士(身延線)甲府(中央本線)八王子(横浜線)新横浜(東海道新幹線)小田原(東海道本線)熱海(東海道本線)三島(東海道新幹線)静岡(東海道本線)豊橋(飯田線)辰野(中央本線)岡谷(中央本線)塩尻(中央本線)金山(東海道本線)名古屋(関西本線)亀山(紀勢本線)新宮(紀勢本線)和歌山(和歌山線)高田(桜井線)奈良(関西本線)新今宮(大阪環状線・西九条)京橋(片町線)木津(関西本線)柘植(草津線)草津(東海道本線)山科(湖西線)近江塩津(北陸本線)米原(東海道本線)岐阜(高山本線)猪谷(高山本線)富山(北陸新幹線)金沢(北陸本線)敦賀(小浜線)東舞鶴(舞鶴線)綾部(山陰本線)京都(東海道本線)新大阪(山陽新幹線)西明石(山陽本線)神戸(東海道本線)尼崎(福知山線)福知山(山陰本線)鳥取(因美線)東津山(姫新線)姫路(山陽本線)岡山(津山線)津山(姫新線)新見(伯備線)倉敷(山陽本線)広島(芸備線)備中神代(伯備線)伯耆大山(山陰本線)益田(山口線)新山口(山陽本線)宇部(宇部線)居能(小野田線)小野田(山陽本線)厚狭(美祢線)長門市(山陰本線)幡生(山陽本線)門司(鹿児島本線)西小倉(日豊本線)都城(吉都線)吉松(肥薩線)隼人(日豊本線)鹿児島(鹿児島本線)川内(九州新幹線)新八代(鹿児島本線)久留米(久大本線)夜明(日田彦山線)田川後藤寺(後藤寺線)新飯塚(筑豊本線)折尾(鹿児島本線)吉塚(篠栗線)桂川(筑豊本線)原田(鹿児島本線)博多(九州新幹線)新鳥栖(長崎本線)諫早(大村線)早岐(佐世保線)武雄温泉(西九州新幹線)新大村 

持ち物について

持ち物ですが、簡単に書くとこんな感じです。

  • 着替え(上下の服は着るものと予備の合計2セット、下着は上下ともに3セット、上着は常に着るダウンジャケット1着、その下に着るパーカー的なもの2着、帽子1つ)
  • 機器(パソコン、デジカメ、モバイルバッテリー×2、諸々のコード、)
  • その他(財布、時刻表、特急券を入れる百均のカードケース(これがのちに悲劇を生む)、眼鏡、コンタクトレンズ)

最長片道切符の旅 0日目

旅の出発点へ…

 本日は1月29日、ここはかつての東北新幹線の始発駅である大宮駅、いよいよ旅の始まりです!「いやいや、出発駅は稚内でしょ?」と思う方もいると思いますが、よく言うじゃないですか「帰るまでが遠足」と。到着地点から家に帰るまでが旅ならば、家から出発地点まで行くのも旅なのです!(こじつけ) まあ私の家は赤羽じゃないんですけどね、初見さん。

ということでまず今日は稚内に向かいます!
ちなみに予定はこんな感じ。「大宮(843)はやぶさ7号→新函館北斗(1217/1233)北斗11号→札幌(1604/1730)オホーツク3号→旭川(1908/2006)サロベツ3号→稚内(2347)」

初乗車は8時43分発「はやぶさ7号」これで新函館北斗に向かいます。えきねっとトクだ値でとったので逃すと割引と予定がパアになる…絶対に寝坊しないぞと無事と到着前につきました!(この後もこんなギリギリが続きます…)

たぶん郡山付近

郡山を過ぎたあたりから首都圏では見なかった雪がうっすら見え始め、仙台につく頃には粉雪が舞い始め、盛岡についたときにはあたりは積もりに積もった雪!この間わずか約2時間。
今日の予定は1日がかりで稚内に行きますが、昔は1日かけてやっと北海道上陸ですからね、これが東北新幹線の力か… あ、北斗星は返してくださ(ry

かつての終着駅、盛岡駅。昔はここから在来線特急「はつかり号」に乗り換え函館へ、函館からは特急「北斗号」に乗り換え札幌に向かった。

青函トンネル突入!…?

盛岡を発車すると次に止まるのは新青森、これを超えると本州と北海道をつなぐ青函トンネルに突入です!
 実は私初めて青函トンネルを通るのです。本当のことを言うと北斗星で抜けて、朝の木古内を開放B寝台から見てみたかった… のですが今では叶わず…orz
でも体験しないよりはマシです、列車が変わっても青函トンネルというコンテンツは変わらずあるのですから。

と考えているうちに新青森を発車、さてと景色はどうかな…

前が見えねェ…
もはや吹雪です。走れるのか…?運休は嫌だぞ… と素人の心配はつゆ知らず、新幹線は進んでいきます。確実性と速達性、やはり新幹線…‼新幹線はすべてを解決する…‼在来線時代でしたら厳しかったでしょう、札幌延伸がさらに待ち遠しくなりました!

そして列車は青函トンネルに突入!…がしかし、なんとここで私は写真を1枚も取っていなかったのでした…(動画は撮ったのですが、ブログに載せられない)

青函トンネルを走行中。かなり水滴がついているのが分かる。

一応当時の様子を説明すると、大小のトンネルをいくつか抜け、長い約53.9kmの青函トンネルに突入、中は火災防止のため高い湿度となっており、窓には水滴がつきまくりました。その後かつては駅、現在は避難設備である竜飛定点、吉岡定点を抜け、北海道に上陸しました!

…ここまで感動しない北海道上陸記があったでしょうか、いやないだろう(反語)

ちなみに北海道側に抜けた瞬間、私はトイレにいました。帰ってきたらもう北海道の景色がありました。もう感動どうこうより呆れですね、ブロガー失格です。

…まぁ色々ありましたが、無事終着駅である新函館北斗駅に着きました。

新函館北斗に到着。新幹線は未来の終着駅を見つめる…

特急内でトラブルの前兆

函館と札幌を結ぶ特急北斗。新幹線が札幌に来ればお役御免になるだろう…

この後は接続する北斗11号にて札幌まで向かいます。いつぞやの白鳥号のような色のキハ261系、私は好きです。

駒ヶ岳。でかい(小並感)

新函館北斗でお昼のたこ飯おにぎりとグミを買い、外には雪をかぶった駒ヶ岳、あぁすばらしき北海道…とゆったりしていましたが、車掌さんから耳を疑うような情報が。

なんと札幌から旭川に向かう特急ライラック、カムイが岩見沢付近の大雪で運休!ただ、運行開始は夕方以降とのことで何とか乗車するオホーツク3号には間に合いそう…
…と胸をなでおろしたのもつかの間、数十分には運行開始は未定となり、さらに乗車するオホーツク3号も運休に!

やべえよやべえよ…このままだと旭川から稚内までのサロベツ4号に乗れず、宿がある稚内にたどり着けない!どうするゆーゲージ⁉

脳みそがミジンコかそれ未満しか詰まっていない頭をフル回転させ考えた結果、天啓…というか当然の答えが。
「そうか、鉄道にこだわる必要はないんだ」

すぐさま旭川までの高速バスを探すと、なんと16時30分に札幌を出てサロベツに間に合うバスを発見!よし、これに乗れば万事OKよ!私は再度胸をなでおろしました。

その後は札幌までたこ飯を食べたり景色を眺めたり学校の宿題をやったりしてあっという間に札幌へ。

初札幌駅!滞在はわずか!(泣)

列車はクソデカ要塞こと札幌駅の8番線に滑り込み、私は慣れない雪国で足を滑らせないよう気を付けながら札幌駅併設のバスターミナルへ急ぐ!…が

旅程崩壊⁉

あ(死)

どうみても民族大移動です本当にありがとうございます。
そりゃそうですよ、第二の都市こと旭川との交通がマヒしたらバスに集中しますよ。
更にこれ、バスターミナルはこの下一階でここは二階、なんならこの先のペディストリアンデッキまで続きそうでした。確実に次の16時30分には乗れません。
「終わった…」
私の頭は\(^o^)/と今日の宿をどうするかでいっぱいでした。

…がここで本当の天啓が降りました。
「稚内行きのバスなら乗れるんじゃないか?」
鉄道と違ってバスなら旭川を経由する必要がないため混みにくいはず。

すぐにスマホで探すとなんと最終便17時発を発見!今の時間は16時45分…がなんと乗り場がここではなく離れた場所にある大通りバスセンター!歩いてでは絶対に間に合いません。
私は旭川行きのバスチケットを急いで払い戻し、タクシー乗り場へ。幸いタクシーは数分で乗れ、行先を伝えます。車が蔓延る大通りをすいすいとタクシーは進み、発車3分前に到着!

到着の瞬間。たぶん水曜どうでしょうでしょうの「3夜連続深夜バスだけの旅」出発点?

受付に急ぎまだ乗れるか聞く。すると乗れるとのこと!ヤッター‼(本当は事前予約だそうで、受付の人には迷惑をおかけし申し訳ございません…)

バスは定刻通り発車し、札幌市街を抜け日本海経由で進んでいきます。

外はかなりの大雪。うちの周りじゃ見ない量です。

途中2回休憩をはさみ吹雪で減速しつつも約6時間かけ無事稚内へ到着!(鉄路より速いと言ってはいけない)

稚内駅。旅は明日、ここからはじまる!

この後は宿につき、夜中の稚内を観光しぐっすり寝ました。
既にトラブルの数々でしたが、いよいよ明日、最長片道切符の旅が始まります!

ではまた今度!

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